2010/12/12 京都みちくさ2010年12月14日 22時27分39秒

紅葉の盛りを過ぎた京都に行ってきました。

散りもみじ

今回は鍾馗探しはサブ。
第一の目的は紅葉シーズンが終わって静かになったであろう、
京都の名刹巡りというなかなかに風雅な試み。
もうひとつはせっかく行くならついでに
ネットで評判の京都の名パン屋巡りという
色気も食い気も満たしてやろうという、欲の深いプランです。

いつものように移動中の車内で軽い朝食を済ませた後、
京滋バイパス宇治東ICから5分ほど、黄檗駅近くの「たま木亭」へ。
到着時はまだ7時半前ですが、このお店7時から営業してます。
口コミを見ると早朝から混雑しているように書かれているので心配していましたが、
この日は駐車場も空いていて、店内も他にお客さんは1組だけ。

さっそく購入したカレーパンをほおばりながら、次の目的地に向かいます。
あっ、ちなみに私はパンについてはど素人なので、
難しい論評はいたしませんし、すぐに食べてしまうので写真もありません。
甘口ゆるめのルーに、とろとろのお肉がたくさん入っていて
大変おいしゅうございました。

家に帰ってから食べたベーコン入りのパン(名前は忘れました)も、
小ぶりなパンの中に2cm角正方形の巨大ベーコンがごろごろごろごろと計8個。
すげぇー。
感動。


次の目的地は東福寺と泉涌寺。
名だたる紅葉の名所ですが、さすがに参詣客の姿はちらほら。

東福寺・通天橋付近

有名な通天橋付近もほぼ散り果ての状態ですが、
落ち葉が地面を赤く染めていて、これはこれですばらしい。

以降は京都駅付近に車をほかっておいて公共交通での移動。

相国寺を訪ねたあと、次なるパン屋さんは大宮今出川の「ル・プチメック
こちらも大変な有名店らしいですが、さほどの混雑もなく店内でタルトを食しました。
古いフランス映画のポスターがたくさん貼られていたり、おしゃれな店構えで
パンもこだわりのハード系が沢山ありましたが、がてん系おやじとしては
「たま木亭」に軍配でした。

イートインのホットコーヒーは手頃な値段ながら深煎りで、
甘いパンにはよく合います。


かなりお腹もくちくなり、なるべく歩いて移動して、道すがらの鍾馗さんも採集しつつ
大宮通を北上して大徳寺、さらにバス移動で妙心寺と回った後、
最後に東本願寺と西本願寺。

今回の寺社巡りのテーマは「大伽藍」だったんですね。
大きな本堂をいくつも眺めてみようという、
わかったようなわからないようなお話ですが
今回見た中で強烈にでかかったのは、東本願寺の御影堂でした。

東本願寺・御影堂

正面の御影堂門から28ミリレンズで撮影しても、端が切れてしまう。

Wikipediaによれば、「建築面積において世界最大の木造建築物」だそうです。

本日は7寺院と2パン屋。

最後に鍾馗さんの探訪成果。
15体ほど見つけましたが、
いずれも京都普通種で博物館収蔵対象はありませんでした。


みちくさ学会で鍾馗をテーマに寄稿していますが、
以前から当ブログのカテゴリにも「みちくさ」というカテゴリを設定しています。
このカテゴリには今回のように、鍾馗とはあまり関係ない記事を含めていますが、
みちくさ学会では鍾馗さんが「みちくさ」の対象。
主客転倒しているんだなぁと最近気がつきました。
ただそれだけのことですが・・