八幡系 (18) ぎりぎり八幡系(^^;2010年10月06日 23時20分30秒


愛荘町内野の鍾馗さん
(愛荘町平居)

これが八幡系?という鍾馗さんで、管理人にも迷いがあります(^^;

改めて、勝手に決めた八幡系の特色(2個以上該当なら認定)
1)棟端鬼瓦と一体で成形・焼成
2)棟巴瓦をまたぐように両足を広げて踏ん張っている。
3)細長い顔に、彫りが深くバタ臭い目鼻立ち。
4)七宝などの装飾文様を衣服に散らす。
5)袖や裾には装飾の細いストライプが入る。

3)と5)にかろうじて該当かなぁ?
頬の垂れ方は八幡系ならではの特徴です。

型抜きではない、一点ものの鍾馗さんのようです。
決して寺本家で修行したような正統派ではないと思いますが、
少なくとも八幡系の類例を目にして、
製作の参考にしたのではないかと推測します。

技巧を凝らした八幡系のような鍾馗さんだけでなく、
こんな素人っぽいものが存在することも鍾馗遍路の醍醐味です。