2010/10/2 宇治・醍醐・山科2010年10月03日 20時43分41秒

好天の土曜日、3週連続での京都です。

先週が西陣あたりの洛中、先々週は舞鶴・綾部と毎回行き先は違いますが・・

今回は近鉄久津川駅を起点に、宇治市内で山之内、伊勢田、小倉と古そうな集落を縫い歩いて宇治市街地へ。
平等院周辺をしばらくうろうろした後は宇治川右岸に渡って
黄檗、木幡、六地蔵と経由して京都市内に。

日野に回り道したあと、醍醐寺にみちくさして山科駅まで約30kmの行程でした。

成果はというと見事に外れ。
見つかった鍾馗さんの数は12体。
少ないだけでなく、これといった見るべき鍾馗もなく、寂しい結果でした。
先週の洛中では200体の鍾馗さんを眼にしていますので、
落差が激しい。。

同じ京都府内でも、鍾馗密度は極端に違います。
洛中の密集地は別格としても、
洛外でも伏見街道沿いなどは絶え間なく鍾馗さんが見られますし、
西のほうでは田辺から八幡にかけても、まずまず残されています。
それに対して東の山科、宇治、城陽あたりはどうやら鍾馗さんが少ないようです。

こういった鍾馗の粗密は他の地域でもよくあることですが、
その理由となるとなかなか思い当たるものがなく、首をひねるばかり。

こういう日は歩いていても他のものに眼が行きます。

そういえば今年の春に京都の塔めぐりをして、
市内では唯一、醍醐寺に行っていなかった事を思い出し、
拝観してきました。
醍醐寺 五重塔

平安中期の建造で五重塔では京都ではもちろん最古、
日本でも法隆寺、室生寺の次くらいに古いはずです。
近世の塔に比べて、上層が小さくなっていて、軒の張り出しも大きいので
素人目にも安定感があり、華やかな印象を受けます。

これで京都市内の五重塔、三重塔は「コンプリート」(^^;

思いつきで行動しているので、広角レンズを持っておらず、
パノラマ撮影でつないでいます。
ところどころつなぎ目がずれていますがご容赦を。


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昨日ですが、「みちくさ学会」第3回記事が掲載されました。
よろしければお寄りください。