2010/6/5 三重県伊勢市、玉城町、度会町2010年06月06日 23時16分45秒

三重県の鍾馗分布は北高南低。
独自の鍾馗でひときわ輝く伊賀市、
特異な鍾馗密集地帯、西日野をかかえる四日市市など、
県北部ではいたるところで鍾馗さんを見ることができますが、
松阪より南ではめっきり少なくなります。

伊勢市も先回訪問した際、中心部(宇治山田市)ではまったく見つからず、
周辺の農村集落でちらほら目にするだけでした。

神道の総本山が控える町ではさすがに民間信仰の雄、
鍾馗さんも出る幕なしか?と思わせる状態です。

そこまで分っていながら、未訪問のところにはあっと驚く鍾馗さんが
待っていてくれるのではないか、と完全にビョーキですが、
伊勢市の周辺部を回ってきました。

集落間の距離が半端でないので、今回の移動は車が中心でした。
午前中に旧町名でいえば、二見町、御薗村、その間の
伊勢市大湊町、神社港(かみやしろみなと)など。
午後には玉城町との境界部から度会町にかけてを駆け巡っています。

結果は今いち。
玉城町内で見つけた2体以外は
ありふれたものしか見つかりませんでした。

以前にも記したことがありますが、
「笑門」の注連飾りが多く見られるところには
鍾馗さんは少ないとのジンクスを裏付けてしまいました。

玉城町小社曽根の鍾馗さん