【1185】高槻市塚原2010年06月01日 23時49分20秒

高槻市塚原の鍾馗さん
【所在地】 大阪府高槻市塚原
【発見日】 2010/4/30
【撮影日】 2010/4/30
【整理番号】 1185 BX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】
シンプルで力強いですね。
素足に翻る短い裾もいい感じ。
鍾馗さんというよりは素浪人でしょうか。

歯がたくさんあります(^^;

【1188】高槻市宮之川原元町2010年06月02日 23時41分50秒

高槻市宮之川原元町の鍾馗さん
【所在地】 大阪府高槻市宮之川原元町
【発見日】 2010/4/30
【撮影 日】 2010/4/30
【整理番号】 1188LX_S
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】
あごひげが後から貼り付けたようになっていますが、
憤怒形ながらも愛嬌のある、
鍾馗らしい鍾馗さんです。

ただ、しゃがんでいる足はいかにも貧弱。


【0630】箕面市小野原西2010年06月03日 23時30分30秒

箕面市小野原西の鍾馗さん
【所在地】 大阪府箕面市小野原西
【発見日】 2006/9/2
【撮影日】 2006/9/2
【整理番号】  0630DX
【発見数】 1
【リンク】
  収蔵室
  よりぬき
【コメント】
小野原集落は西国街道沿いの街で、
旧街道の風情を色濃く残しています。

この鍾馗さんは街道からほんの少し脇道に
入ったところで見つけたものですが、
大阪の鍾馗さんらしく、押し出しの利いた迫力満点の表情です。

ぱっと見、への字口のように見えますが
一文字に歯を食いしばっています。
髭はこの鍾馗さんも顎の下だけ。

【0635】池田市栄本町2010年06月04日 23時44分17秒

池田市綾羽の鍾馗さん
【所在地】 大阪府池田市栄本町
【発見日】 2006/9/2
【撮影日】 2006/9/2
【整理番号】  0635WX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】
明らかに笑ってます。
こうして笑う鍾馗さんはありそうでなかなかない。
この鍾馗さんも笑っていますが眼だけ

鍾馗さんは怒っていてこそ鍾馗さんで、
自分にはどうもこの鍾馗さんも「信用ならん」感じが
してしまうのですが、まあ偏見ですね(^^;

おとんさんも紹介されています。
いつもながらクリアでシャープ。
明らかな腕の差あり・・・



【0910】尼崎市田能2010年06月05日 22時54分34秒

尼崎市田能の鍾馗さん
【所在地】 兵庫県尼崎市田能
【発見日】 2008/3/16
【撮影日】 2008/3/16
【整理番号】  0910WX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】
4か月にわたって滞在した大阪府にお別れし、
今日から兵庫県に入ります。

残念ながら兵庫県に入ると鍾馗さんの影はめっきり薄くなり、
見られるところは大阪府に近い辺りを除けば
ごくごく一部に限られます。


この鍾馗さんは「八幡系」と同じく、棟端瓦の一体タイプ。
ただし醸し出す雰囲気は、似ても似つかぬ素朴なものです。

八幡系では両側いっぱいに広げて踏ん張る脚が
この鍾馗さんでは・・・

いくら何でも、これはちょっとひどいんではないかなあ。

2010/6/5 三重県伊勢市、玉城町、度会町2010年06月06日 23時16分45秒

三重県の鍾馗分布は北高南低。
独自の鍾馗でひときわ輝く伊賀市、
特異な鍾馗密集地帯、西日野をかかえる四日市市など、
県北部ではいたるところで鍾馗さんを見ることができますが、
松阪より南ではめっきり少なくなります。

伊勢市も先回訪問した際、中心部(宇治山田市)ではまったく見つからず、
周辺の農村集落でちらほら目にするだけでした。

神道の総本山が控える町ではさすがに民間信仰の雄、
鍾馗さんも出る幕なしか?と思わせる状態です。

そこまで分っていながら、未訪問のところにはあっと驚く鍾馗さんが
待っていてくれるのではないか、と完全にビョーキですが、
伊勢市の周辺部を回ってきました。

集落間の距離が半端でないので、今回の移動は車が中心でした。
午前中に旧町名でいえば、二見町、御薗村、その間の
伊勢市大湊町、神社港(かみやしろみなと)など。
午後には玉城町との境界部から度会町にかけてを駆け巡っています。

結果は今いち。
玉城町内で見つけた2体以外は
ありふれたものしか見つかりませんでした。

以前にも記したことがありますが、
「笑門」の注連飾りが多く見られるところには
鍾馗さんは少ないとのジンクスを裏付けてしまいました。

玉城町小社曽根の鍾馗さん

【0914】宝塚市安倉北2010年06月07日 23時39分07秒

宝塚市安倉北の鍾馗さん
【所在地】 兵庫県宝塚市安倉北
【発見日】 2008/3/16
【撮影 日】 2008/3/16
【整理番号】  0914HX
【発見数】 1
【リンク】   収蔵室
【コメント】
左手の剣を振り上げています。
サウスポーといえばおとんさん。
当然クリアな写真で取り上げておられるので
よく見てみたい方はこちらをどうぞ。

右手には宝塔らしきものを捧げ持っています。
宝塔は毘沙門天のお約束。
たまにこうしたどっちつかずを目にしますが、
進士巾や衣服からみて、鍾馗さんでしょう。

それに比べ、滋賀県で見つけたこちらは悩ましい例です。


【0690】加古川市米田町平津2010年06月08日 22時58分25秒

加古川市米田町平津の鍾馗さん2
加古川市米田町平津の鍾馗さん1
【所在地】 兵庫県加古川市米田町平津
【発見日】 2007/1/4
【撮影日】 2007/1/4
【整理番号】  0690WX,0690HX 
【発見数】 2
【リンク】   収蔵室
【コメント】
棟の両端に置かれています。
片方は横からしか撮影できなかったため
定かではないのですが、あまり似ていないような・・

とはいえ、角度によってずいぶん印象が違って見えるのは
よくあることですし、同種として分類しておきます。

【1181】加西市北条町栗田2010年06月09日 22時51分56秒

加西市北条町栗田の鍾馗さん
【所在地】 兵庫県加西市北条町栗田
【発見日】 2010/4/24
【撮影日】 2010/4/24
【整理番号】  1181LO 
【発見数】 1
【リンク】
   収蔵室
   訪問記
【コメント】
先日、訪問したばかりの加西市の鍾馗さん。
ひょっとして髭のつもりかもしれませんが
やはり笠をかぶっていると見るべきでしょう。

とすれば、国内で現存最古の鍾馗図像「辟邪絵」(奈良国立博物館・国宝)に
倣った、瓦鍾馗では私の知る限り唯一の、由緒ある事例。

欠損してわかりにくくなっていますが、
左手には鬼をかかえています。

【1182】加西市北条町北条2010年06月10日 23時33分27秒

加西市北条町北条の鍾馗さん
加西市北条町北条の鍾馗さん
【所在地】 兵庫県加西市北条町北条
【発見日】 2010/4/24
【撮影日】 2010/4/24
【整理番号】  1182DX 
【発見数】 1
【リンク】
   収蔵室
   訪問記
【コメント】
既に二十年以上前に取り壊された家にのっていたのを、
家人が大事に保管されていたそうです。
ご覧のとおり大きく、しかも保存状態は極上。
鑿痕も鮮やかで作者の技術の高さが偲ばれる立派な鍾馗さんです。
元々間口十間もあるような豪邸の、
大棟ではなく一階の屋根にのっていたそう です。

銘として「万延元年 申八月」(1860)と記されています。
作者の名前も彫られていますが、私には読めませんでした。