2009/6/28 新城市2009年06月28日 20時38分13秒

新城市の鍾馗さん
今回の探訪はいつもとは毛色が違います。

新城市に本社を置く、 戸田工務店さんのホームページで、
見たことのない鍾馗さんを発見。
なんでも、建替えの際に古い家に
あがっていた鍾馗さんを、
新築のお宅にそのまま移したとのこと。

矢も盾もたまらず、あつかましく問い合わせたところ、
快く段取りをつけていただき、
めでたく施主さんのお話も伺えることになりました。

Sさん宅は4月に改築されたばかりですが、
鍾馗さんは昭和20年前後の作で、
豊川をはさんだ対岸の庭野にあった瓦屋さんが
「道楽?」で作ってくれたものらしいです。

魔除けの意味で鬼門に向けて揚げているとのこと。
改築にあたっても、これまで家族を守ってくれた
ものであるし、親の形見のように思えて
そのまま残すことにしたそうです。

鬼を二人従えた鍾馗さんは
他にほとんど例がなく、これからも
ぜひ大事にしていただくようお願いしました。

奥様にも、撮影にあたり脚立を出していただいたり、
近所にある他の鍾馗さんを教えていただいたり、
すっかりお世話になりました。

また戸田工務店のOさんには
お仕事中にわざわざ道案内していただき、
最初から最後まで、
ずっとお付き合いいただたうえ、
最後はお土産まで!!

改築にあたり、鍾馗さんがこうして残されたこと、
これまでほとんどないと思っていた新城にも
貴重な鍾馗さんが残っていたこと。

それだけでもHappyな一日ですが、

暇人の道楽に、いろいろなご親切をいただき
本当に感謝、感謝の一日でした。


ちなみに空き時間を利用して、新城市内を少し探索。
多少の収穫がありました。